そもそもギックリ腰って何で起きるのですか?|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

そもそもギックリ腰って何で起きるのですか?

こんにちは。松本市内は涼しいお盆期間となっていますね。当院はお盆期間中、改装工事を行なっています。17日(水)より通常通りの診察時間となります。 さて、よく「ギックリ腰って何で起きるのですか?」と質問をいただきます。運動不足なのか、体重が増えたためなのか、ギックリ腰で来院される患者さんは、もうこの痛みを2度と経験したくないので、ご自身の日常生活の悪かった部分を探ろうとされます。 残念ながら、人は、何かちょっとした動作によって急に腰に痛みが生じることがあります。腰の著しい運動制限をおこす腰痛を急性腰痛症といい、その中で下肢痛や神経障害がない急性腰痛症をギックリ腰と呼びます。 原因は椎間関節性と椎間板性によるものがあります。 椎間関節性の場合は腰を後ろにそる後屈によって腰痛が増強し、仰向け姿勢で寝ることが困難になります。また起き上がる時や立ち上がる時に腰痛がひどくなり後屈姿勢を取れなくなります。 一方椎間板性の場合は反対に前屈によって腰痛が増強し中腰がとれなくなり、同一姿勢を継続することが困難になります。 椎間間節性、椎間板性どちらの原因のギックリ腰でも、まず医療用コルセットを装着して腰の動きを抑え、消炎鎮痛剤を早く内服します。痛みがひどいときは安静が第一です。ギックリ腰は魔女の一撃という異名を持つほど痛みが顕著ですので、早めに整形外科を受診して治療して下さい。