更年期 タオルを持つと手指が痛い
こんにちは。松本市内も朝はだいぶ涼しくなってきましたね。
今日は、全日本中学校陸上競技選手権大会の決勝が、福島県で行われました。度々このブログでも紹介している木祖中3年、寺平祈愛選手が、女子100メートルを11.89のタイムで優勝!今日はテレビ中継があったので、大きな画面でライブで見ることができました。長野県から、陸上女子短距離の五輪選手が出るのも夢ではないかもしれません。今後の活躍をまた期待したいと思います。
さて本日は、更年期の女性に多い手指の痛みについてです。
女性は、閉経に向かって女性ホルモンが減少してくる更年期というものがあります。この影響で、更年期には手の関節の痛みが生じてくることが多くなってきます。
更年期特有の手指の痛みの症状としては、柔らかいモノをつかむのが一番キツイといいます。タオルや布団や、洗濯物を干す時が辛かったり、また時間帯としては、起床時や動作を始める際に痛いことが多いです。
では手指の痛みの代表的な疾患を見ていきましょう。
まず、指の第一関節に痛みが生じる場合は、ヘバーデン結節といって、指の関節軟骨が消失した変形性関節症が多いです。詳しくはこちら
次に、指の第二関節の痛みは、プシャール結節といって、指の軟骨が(前述したへバーデン結節と同様に)擦り減って、変形性関節症となることが多いです。ただ、指の第二関節の痛みは、更に腫れが認められる場合、女性はリュウマチとの鑑別も考えなければならないので要注意です。また変形性関節症がない場合でも、かつて腱鞘炎を起こし、それを長く放置していたために関節炎に移行してしまい、痛みや腫れが生じることもあります。
更年期に手指の痛みが生じた場合は、早く整形外科に受診して下さい。