放っておくと危険な アキレス腱の痛み|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

放っておくと危険な アキレス腱の痛み

当院のある松本市島立地区は、まだ積雪こそありませんが日に日に気温が下がっていくのを感じます。冬は筋肉の柔軟性が低下しやすい季節。日常的にストレッチをするなどして、けがには気をつけたいですね。 さて、今回お話しするのは、特にこの季節に気をつけたい「アキレス腱付着部症(アキレスけんふちゃくぶしょう)」について。 階段の上り下りや走る際に、アキレス腱に痛みが出るという方は注意が必要です。 主な症状は次のとおりです。
  • アキレス腱に痛みがある。
  • アキレス腱とかかとの骨の付着部周辺が腫れている。
病態 アキレス腱とかかとの骨との付着部に炎症が起きた状態です。特に足首を上向きに曲げたときに強い痛みが生じます。症状が進行すると、その部分が骨化し、骨のとげが突き出たような状態になります。 アキレス腱付着部症 原因 仕事やスポーツなどによるアキレス腱への度重なる負荷が主な原因です。その他にも、筋肉の柔軟性が低下したり、足に合わない靴を履き続けていたりして炎症が生じることがあります。 治療 症状の程度によって、保存治療または手術療法で治療を行います。 保存療法では、アキレス腱のストレッチや足に合った靴への交換、中敷きの装着などで対処します。また、必要に応じて痛みを緩和するための内服薬や湿布を用います。痛みが激しいときは、まれにステロイド剤の局所注射を行うこともあります。 重症の場合は手術を行い、炎症を起こした腱やかかとの骨の出っ張りの一部を除去。最近では、内視鏡による手術が一般的です。 初期の段階では痛みが弱いことから、診察を受けずに放置しがちです。 そのまま仕事や運動を続けると悪化する恐れがあります。弱い痛みでも放っておかずに早めに受診しましょう。