保険適用で検査・治療できる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
こんにちは。今年は全国的に春の到来が早かったようですが、当院のある松本市も梅の花が咲き春めいてきました。
さて、今回お話しするのは、高齢の女性に多い「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」についてです。
先日、80代の女性が左足が痛むと、当院を受診されました。
以前、右足が痛くて他の医院を受診したところ、特に問題はないと言われたそうです。
早速レントゲンで左足を見てみると骨折が認められました。また右足も見てみると、痛みの部位に一致して骨折が確認されました。
外傷はなくご本人も特に心当たりはないとのこと。ご高齢であることもあり、骨粗鬆症を疑い骨密度測定を行ったところ、重症骨粗鬆症でした。
患者さんは痛みの原因が分かり、腑に落ちたようでした。その後も新たな骨折は生じておらず喜んでおられます。
現在は骨粗鬆症の治療も進んでいて、適切な治療を行えば進行を抑えることができます。他院では高額な自費診療を勧められたとのことでしたが、骨密度検査も治療も保険適用内で行なえます。
症状が進行すると骨折のリスクが高まるため、早めの受診をお勧めします。背骨や太ももの付け根などの痛みが気になる場合は、当院までお気軽にご相談ください。