その膝の違和感、ガマンしてませんか?「歩き始め」や「階段」のサインを見逃さないで!|松本市の整形外科|鈴木整形外科

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院長ノート DOCTOR-NOTE

その膝の違和感、ガマンしてませんか?「歩き始め」や「階段」のサインを見逃さないで!

こんにちは!院長ブログをご覧いただきありがとうございます。

鈴木整形外科は長野県松本市島立にある、整形外科・リハビリテーション科のクリニックです!!

1.はじめに
松本市周辺も暖かくなり、お散歩や家庭菜園が楽しい季節になりましたね。しかし、この時期に当院の外来で増えるのが**「膝の痛み」**を抱える患者様です。「年だから仕方ない」と諦めてしまう方も多いですが、早めのケアでその痛みはもっと楽になるかもしれません。

2. 膝の痛み(変形性膝関節症)とは?
膝の痛みで最も多いのが、医学的に**「変形性膝関節症(へんけいせいしひざかんせつしょう)」**と呼ばれる状態です。
膝のクッションである「関節軟骨」が加齢や負担によってすり減り、炎症が起きている状態です。放置すると軟骨の摩耗が進み、骨同士がぶつかって変形が強くなってしまうため、初期段階での対策が重要です。

詳しくはこちらから↓
https://seikei-suzuki.com/leg/

3. なぜ「歩き始め」や「階段」で痛むのか?
理由は大きく3つあります。

関節の「油切れ」状態: 長時間動いていない後は、関節内の潤滑液が循環しにくく、動き出しに「こわばり」や痛みを感じやすくなります。

階段の下りでの高負荷: 階段を下る際、膝には体重の3〜5倍の負荷がかかります。筋肉が伸びながら力を出す**「遠心性収縮」**という動きが必要で、これが弱っていると膝に直接衝撃が伝わります。
衝撃吸収力の低下: 軟骨が薄くなると、歩くたびに衝撃が直接骨に伝わり、炎症(関節水腫など)を引き起こして「膝に水がたまる」原因になります。

4. 膝を痛めてしまった時の初期対応
膝に急な痛みや腫れが出た場合は、以下の対応を心がけてください。

冷やす: 膝が熱を持って腫れている場合は、氷嚢などで15分ほど冷やすと炎症が落ち着きやすくなります。

無理なストレッチは控える: 痛みが強い時期に無理に曲げ伸ばしをすると、逆に炎症を悪化させることがあります。

安静の姿勢: 座っている時は膝を軽く伸ばした楽な姿勢を保ち、長時間正座をすることは避けましょう。

5. 受診の目安:こんな症状はすぐに整形外科へ
以下の症状がある場合は、早急に診察を受けることをお勧めします。

膝が熱を持って赤く腫れている。

痛みで足が地面に突けない。

膝が完全に伸びない、または深く曲げられない。

以前よりも膝が「O脚」になってきた気がする。

6. 当院での治療方針
①医師による診察と診断
レントゲンやエコー検査を行い、骨や軟骨の状態を正確に把握します。必要に応じて内服薬やヒアルロン酸注射などで炎症を抑えます。
②リハビリテーション(当院の強み)
理学療法士が、あなたの膝のねじれや筋力のバランス(アライメント)を評価します。膝を支える**「内側広筋(ないそくこうきん)」**を鍛えるなど、一人ひとりに合わせた「天然のサポーター作り」をサポートします。

7. 膝への負担を減らす日常生活のコツ
クッション性のある靴を選ぶ: 底が硬い靴は膝への衝撃を強めます。ウォーキングシューズなどが理想的です。

立ち上がり方を工夫する: 椅子から立ち上がる時は、一度お辞儀をするように上体を前に倒してから立つと、膝への負担が減ります。

減量も立派な治療: 体重が1kg減るだけで、膝への負担は3〜5kg減ると言われています。

8. まとめ
膝の痛みは「もう歩くな」というサインではなく、**「正しく歩く方法を身につけよう」**という体からのメッセージです。
「以前のようにアルプス公園を歩きたい」「元気に孫と出かけたい」といった皆様の目標を、鈴木整形外科は全力でサポートさせていただきます。少しでも違和感を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。



参考文献
日本整形外科学会「変形性膝関節症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html

日本理学療法士協会「理学療法ハンドブック:膝の痛み」
https://www.japanpt.or.jp/about_pt/asset/pdf/handbook07_whole_compressed.pdf

ロコモチャレンジ!推進協議会「ロコモとは?」
https://locomo-joa.jp/locomo

著者 院長 鈴木成典
【略歴】
東筑摩郡山形村出身
岩手医科大学卒業(昭和61年)
信州大学整形外科教室入局
信州大学病院、厚生連安曇病院、厚生連篠ノ井病院、飯田病院、県立木曽病院、相澤病院に勤務
平成11年 松本市島立に鈴木整形外科を開業

【資格・所属学会】
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター