高齢者の膝の激痛は即受診!
こんにちは。大寒を過ぎましたが、今は一年で最も寒い季節となり、患者さんの会話でも、日中の仕事は主に「こたつの番」という話も増えています。どうしても松本平地域は、寒さももちろんですが、場合によっては凍結もあり、散歩などを気軽にはできない状況があります。寒くて外に出られないこの時期は、NHK朝6時半からの「ラジオ体操」や、NHK総合テレビ、午後13時55分から5分間の「テレビ体操」などで、できる範囲で軽い運動することをお勧めします。
さて、今回は高齢者の受診で多い膝の痛みのなかで、激痛を伴う「偽痛風」についてお話しします。
90代女性。2,3日前から膝に違和感を覚えていましたが、急に激しい痛みで歩けなくなり、車椅子にて受診。この患者さんは1年前にも同じ症状がで受診していました。診断は「偽痛風」。70cc程膝から関節液を抜き、薬を注入、内服薬を併用で処置をしました。
このように、特に誘因もなく、膝関節が腫れてきて、急激な激痛が生じ、歩行も困難な状態になります。静かにしていてもかなり痛く、夜間の痛みも伴います。ときには発熱も生じることもあります。
詳しくは次のところから、「膝」→「偽痛風」をみてください。身体に現れる症状
偽痛風は激痛を伴うものですが、適切な処置と投薬で治るものでもあります。是非早期受診をお願いします。