閉経前でも骨粗鬆症に注意|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

閉経前でも骨粗鬆症に注意

こんにちは。新年度もスタートし、新しい環境になった方は、そろそろ緊張感がほぐれてきた頃かもしれませんね。ちょっとした不注意での怪我も増えてくる時期です。特に新小学1年生は、GW前の高揚感もありますので、おうちではゆっくり休ませてあげてください。 さて、ここのところ、胸部の痛みを訴えて受診する方が多いです。春は、引っ越しや片付けが原因の怪我や痛みで来院することが増えますが、今年は、花粉症やコロナ感染で、ひどく咳き込んだため、胸部を痛めて来院されるケースも見受けられます。長く咳き込むと、肋骨の疲労骨折を起こすことがありますので注意が必要です。 また中には、全く原因が思い当たらずに胸部が痛いと言って受診する方もいます。 最近の事例ですが、原因がよくわからないけれども胸部が痛いというまだ若い40代女性、レントゲンを撮ってみると肋骨の骨折が認められました。特に原因がないというので、腫瘍なども考えCT検査、すると他の肋骨にも昔の古い骨折が見つかりました。その後骨粗鬆症検査にて骨粗鬆症が認められ、結果、骨粗鬆症による肋骨骨折でした。骨粗鬆症という病気は知らない間に進行して、「いつのまにか骨折」を起こしてしまいます。特に40才以降の女性は、閉経に伴い女性ホルモンが減少し骨粗鬆症になりやすいので、一度は骨粗鬆症検査をして、自分の骨密度を知っておくといいと思います。