いわゆる ぎっくり腰|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

いわゆる ぎっくり腰

こんにちは。昨日は生憎の天気でしたが、今日は雨も上がり、お出かけや農作業など忙しくされるご予定の方も多いかもしれませんね。当院はGW期間中は改修工事が入ってまして、本日はお休みです。 さて、今日のお話は「ぎっくり腰」です。 実は先々週、妻がこのぎっくり腰になりました。いつものように洗濯物を干す際、ほんの少し背面を反っただけで腰に激痛が走り、歩行困難になってしまいました。当日と翌日は、動かすことができずに横になっているのがやっと。その後1週間程度は重いものはもちろん持てず、車の運転(同じ姿勢で座っているのが激痛)もほぼできないくらいでした。Amazonとネットスーパーと高校生の娘たちが頼りだったと言ってました(私の名前はありませんでした)。投薬と湿布、コルセットの着用で2週間経過し、日常の動作はこなせるまで回復しましたが、まだまだ長時間の座位は痛いそうです。この程度でもぎっくり腰の中では軽い部類です。 このように日常生活動作の中でちょっとした動作、例えば物を拾い上げる、洗顔時の中腰、台所での捻れ動作など、些細な動作で腰に激痛が生じ、腰がギクっと痛くなった状態の総称を「ぎっくり腰」と呼びます。 このギクっとなったときに、下肢にひびく痛みやしびれがある場合は腰のヘルニアの疑いがあります。すぐに整形外科を受診してください。 下肢の症状が無ければ、原因は筋、筋膜性腰痛、靭帯性腰痛、椎間関節性腰痛などです。その中でも激痛で腰を後ろに伸ばす事が出来ないときは、椎間関節性の腰痛が原因になっている場合が多いです。椎間関節性腰痛の時はかなり痛みが強く、ひどい場合は夜間寝返り動作も辛いくらいです。様子を見ても決して良くはなりませんので、早く整形外科を受診して、治療を開始してください。 ぎっくり腰の際には、必ず冷やすこと。温めたり電気やマッサージなどは厳禁です。 急激な腰の痛みの際は、様子を見ず、早期に受診してください。 詳しくはこちらを参照してください急に起きる激しい腰の痛み