坐骨神経痛って何?|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

坐骨神経痛って何?

こんにちは。松本市は今日とても涼しく、段々と秋に近づいてきていますね。 さて本日は坐骨神経痛のお話です。みなさんも一度は名前を聞いたことがあるのではないのでしょうか。 坐骨神経痛とは、これが病名ではありません。何らかの病気が原因となって、お尻から太もものあたりの痛みや痺れの総称のことを言います。坐骨神経痛が生じたら、まずこの原因である何らかの病気を突き止めて、それを治療しなくては治りません。坐骨神経痛を引き起こす主な病気には、腰椎間ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などがあります。ですので原因を突き止めず、坐骨神経痛だからとマッサージや電気をかけるなどは厳禁です。 先日も当院を来院した患者さんに、下肢が痛く、脚のリンパマッサージや電気をかけて治療をしていたけれど、痛みがだんだんと増してきて耐えられずこちらに来た、という方がいらしゃいました。この患者さんの脚自体は全く問題なく、レントゲンを見てみると、典型的な腰椎椎間板ヘルニアでした。 脚に伸びて行く神経は腰から出ており、坐骨神経痛の多くは、腰から生じることがほとんどです。お尻から足にかけての痛みや痺れが強い場合は、原因の病気が急性期の状態なので、絶対にマッサージや電気などかけて刺激を与えないで下さい。逆効果で余計に痛みが増してしまいます。 お尻から脚にかけて痛みや痺れを感じたら、整形外科を受診して原因の病気を特定し、早めに治療を開始してください。 坐骨神経痛について詳しくはこちら↓体をかがめるとズキズキした痛みが強くなる