へバーデン結節とは
へバーデン結節とは、主に指の関節に生じる変形性関節症の一種で、特に指の末節(最も遠い関節)に結節(硬い塊)が形成されることを指します。この状態は通常、中高年の女性に多く見られますが、男性にも発生することがあります。
症状
- 関節の腫れと痛み
- 関節の硬化
- 変形
- 可動域の制限
初期には関節が腫れて痛むことが多いです。痛みは日常生活で手を使う動作に影響を与えることがあります。
結節が形成されることで関節が硬くなり、指の動きが制限されます。
進行すると関節が変形し、指が曲がったりすることがあります。
関節の変形により、指の可動域が狭くなり、日常生活での手の使用に支障が出ることがあります。
原因
遺伝的要因
家族歴がある場合、発症リスクが高まります。
性別
女性は男性よりも発症しやすいです。
加齢
年齢が上がるとともにリスクも高まります。
過剰な使用
職業や日常生活で手を頻繁に使う場合、関節に負担がかかりやすくなります。
診断
問診・触診
医師により、患者の症状や病歴を聞き、指の関節を視診します。
画像診断
- X線検査
- 関節の変形や骨の異常を確認するために行われます。
MRIや超音波検査:詳細な画像が必要な場合に使用されることがあります。当院では、MRIは出来かねますので必要に応じて、近隣の関連病院である信州大学病院、相沢病院、丸の内病院に紹介させていただきます。