痛風発作の応急処置|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

痛風発作の応急処置

痛風発作は、突然起こる激しい関節の痛みと炎症を伴うため、一刻も早く対処したいものです。医療機関を受診することが最優先ですが、すぐに受診できない場合もあるかと思います。そこで、痛風発作が起こった際の応急処置についてご紹介します。

RICE法

安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の4つの基本的な処置法です。

安静
患部を動かさないようにし、損傷の進行を防ぎます。特に初期の段階では、足首に過度の負担をかけないようにすることが重要です。
冷却(アイシング)
腫れと痛みを抑えるために、捻挫後すぐに氷や冷却パックを使って患部を冷やします。20分程度の冷却を1日数回行うことで炎症が軽減します。
圧迫
包帯やサポーターで足首を圧迫し、腫れを抑えるとともに、患部を安定させます。
挙上
足を心臓より高い位置に上げることで血流を促進し、腫れを抑えることができます。

水分摂取

水分を十分に摂取することで、尿酸の排泄を促し、症状の悪化を防ぐことができます。水やお茶など、ノンカフェインの飲み物をこまめに飲みましょう。アルコールは尿酸値を上昇させるため、避けましょう。

応急処置を行っても症状が改善しない場合や、痛みが強い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。痛風発作は、適切な治療を行うことで、早期に症状を改善することができます。

早期の診断と治療の重要性

痛風を早期に診断し、適切な治療を開始することで、関節の損傷や変形といった重症化を防ぐことができます。
また、早期治療は痛風発作の頻度や重症度を軽減し、日常生活への影響を最小限に抑えることにも繋がります。
さらに、高尿酸血症は痛風だけでなく、腎臓病、心血管疾患、糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めるため、
早期診断による尿酸値のコントロールは、これらの合併症のリスク軽減にも役立ちます。
当クリニックでは、痛風の診断と治療に専門的な知識と経験を持つ医師が対応いたします。
あなたの健康と快適な生活のために、サポートいたします。ぜひ一度、ご相談ください。