主な疾患|松本市の整形外科|鈴木整形外科

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院長ノート DOCTOR-NOTE

主な疾患

外傷性頚部症候群(むちうち)

外傷性頚部症候群(むちうち)は、交通事故などで首に急激衝撃を受けた後に起こる症状の総称です。主な症状には、首の痛み、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどがあります。原因は、事故の衝撃による首の筋肉や靭帯の損傷で、骨折や脱臼がなくても長期間症状が続くことがあります。症状を放置すると慢性的な痛みにつながる可能性があるため、迅速かつ適切な治療が重要です。

石灰沈着性腱板炎

肩の腱板内に石灰が沈着し、この結晶が原因となり急激な炎症を起こします。夜間に突然生じる激痛から始まることが多く、眠れないほどの痛みが生じ、腫れ、発赤、熱感も伴い、挙上困難となる場合もあります。中年女性に多い傾向があります。

頚椎症

首、肩、腕の痛みや手指のしびれが初発症状として多く見られ、進行すると頚を動かした際に腕や手指にひどく痛みやしびれを感じます。中高年が肩こりや頚の張り、痛み、手指のしびれを訴える場合は、頸椎の加齢変化である頚椎症によることが多いです。

頚椎椎間板ヘルニア

頚部から肩~上肢に痛みやしびれが出現し、頸を後ろに反らせると、頚部~上肢にかけて激痛が走ることもあります。頸椎には、頸髄という神経が通っており、上肢から手に神経が出ています。また、各頸椎には腰と同様に椎間板という組織があり、この椎間板が破れて頚髄内の神経を圧迫するのが頸椎椎間板ヘルニアです。

頚椎捻挫(寝違え)

朝の起きかけに急に頸を動かせなくなるのが特徴です。左右のどちらかへの回旋が困難となり、特に後ろへ首を反った状態(後屈位)で痛みが顕著となることが多いです。原因としては、睡眠中に頸を後方に沿った状態が長く続いたことによって、椎間関節の炎症を生じたために起こります。

肩関節周囲炎
(四十肩・五十肩)

肩関節は関節包や腱板などで補強されています。この関節包に炎症が生じて、やがて拘縮(関節包が縮んだ状態)を起こしてくると、腕が上がらなくなり痛みが出現してきます。ひどくなってくると夜間痛を伴うこともあります。

凍結肩

凍結肩は、肩関節の炎症により可動域が著しく制限され、痛みを伴う疾患で、40~60歳代に多く見られます。特に肩関節が硬くなり、腕を上げたり背中に手を回す動作が困難になるのが特徴です。症状は、痛みの増加期、可動域の制限期、回復期の3段階に分かれて進行します。

関節唇損傷

肩が抜けそうな感じがするといった症状があります。関節唇は関節窩縁に全周性にある軟骨で、関節窩とともに上腕骨頭の動きの受け皿となっており、この関節唇の上方部分の損傷はSLAP損傷として知られています。

腱板断裂

運動をしているときや寝ているときに痛みを感じることが多く、眠れない程の痛みを伴う場合があります。腱板は、肩甲骨と上腕骨頭をつないでいる4つの筋腱から成っており、お互いに連携して小さな収縮で働いています。 臨床上、投球障害肩であるときは棘上筋と棘下筋が損傷している可能性が高いです。

上腕骨外側上顆炎

肘の外側に痛みが生じる炎症で、テニス肘とも呼ばれます。上腕骨の外側上顆に炎症が生じるもので、通常は腕や手首の使い過ぎによって引き起こされます。進行が進むと肘の痛みが強まり、物を握ったり持ち上げたりすることが困難になります。

肘内障

5歳以下の子どもに多くみられ、手を引っ張られた際に起こりやすい疾患です。肘関節では橈骨頭が輪状靭帯によって固定されており、子どもはこの輪状靭帯が緩んでいるため、引っ張られたことによって、橈骨頭が輪状靭帯から外れるために生じます。

肘部管症候群

肘の内側の部分の尺骨神経という神経が傷むことで小指側にしびれがきたり、手が動かしづらくなったりする疾患です。日常よく遭遇する疾患ですが、麻痺が進行すると手の筋肉がやせ、小指と環指の変形が生じます。

離断性骨軟骨炎

成長期の骨と軟骨の一部が剥がれてしまう疾患で、成長期のスポーツ選手に多くみられ、スポーツ動作や外傷によって軟骨下骨に負担がかかることが原因で起こると考えられています。