変形性腰椎症|松本市の整形外科|鈴木整形外科

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院長ノート DOCTOR-NOTE


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変形性腰椎症

変形性腰椎症とは

変形性腰椎症とは、腰椎や椎間板が変形して腰の痛み、痺れなどを引き起こす病気です。
変形性脊椎症の一部であり、腰の骨が変形することによって発症します。脊椎は25個の椎骨が連なってできています。椎骨と椎骨の間には、椎間板と呼ばれるものがあります。椎間板はクッションの役割を果たしていますが、加齢などにより椎間板のクッション性が低下すると椎骨同士が摩擦を起こし、すり減っていってしまいます。その結果、骨の一部がとがった形の骨棘(こっきょく)と呼ばれるものに変化していきます。この骨棘が神経を刺激することで痛みや痺れを引き起こします。変形性腰椎症を放置すると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を引き起こす可能性もあります。また、変形性腰椎症による腰の痛みを避けるために姿勢が歪んでしまうことで、体の別の場所に痛みを感じたり、体調に変化を及ぼす可能性もあります。

症状

変形性腰椎症では、以下のような症状が見られます。

  • 慢性的な腰の痛み
  • 腰がだるい、しびれる
  • 足のしびれ、冷え
  • 臀部(おしり)の痛み
  • 歩きにくい、長時間歩けない

何か動作を始める時や、朝目が覚めて起き上がるときに腰や臀部に強い痛みを感じることがあります。そのまま動作を続けているとだんだん痛みが和らいでくるのが変形性腰椎症の典型的な症状です。血行が良くなると痛みが和らぐため、お風呂に入っているときなどは痛みを感じにくく、冷えるとまた痛みを感じるようになります。また、痛みを避けるために姿勢が歪んでしまうことで、体の別の部分が痛くなったり、体調に不良をきたす可能性も考えられます。
さらに、変形性腰椎症が悪化すると足のしびれや運動障害を引き起こします。運動障害になると、痛みやしびれによって長時間歩くことができなくなってしまったり、最悪の場合、排尿や排便にも支障をきたす可能性があります。
腰への鈍痛が加齢によるものであると放置してしまう人も多いですが、変形性腰椎症を放置することによって椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの合併症を引き起こす可能性もあります。そのため、合併症を引き起こさないためにも早期の段階で整形外科クリニックに受診する必要があります。

原因

変形性腰椎症は、椎間板の弾性力が失われ、椎骨同士の摩擦が激しくなることによって骨の一部が骨棘に変化し、骨棘が神経を刺激することによって引き起こされます。多くの場合は加齢が原因です。しかし、激しいスポーツや重労働なども原因になることがあります。そのため、若いころにスポーツや重労働の経験がある方は、変形性腰椎症になりやすいとされています。そのほかにも長時間同じ姿勢でいることがあることや生活習慣も変形性腰椎症を引き起こす要因となります。