【松本市 オスグッド】成長期のスポーツ活動で起こりやすい膝の痛み「オスグッド・シュラッター病」の原因と対処法
1. 院長挨拶
こんにちは!いつも院長ノートをご覧いただき、ありがとうございます。長野県松本市島立にある整形外科・リハビリテーション科「鈴木整形外科」院長の鈴木成典です。
・「部活やクラブチームでこの夏スポーツを頑張るお子様が、最近になって膝のお皿の下を痛がっている」
・「走ったりジャンプしたりすると膝が痛むようで、スポーツに集中できていない様子が心配」
・「少し休むと痛みが和らぐけれど、練習を再開するとまた痛みを繰り返している」
お子様がこのような膝の痛みを抱えていると、見守るお立場としてもご心配ですよね。成長期のお子様が、スポーツの練習中にこのような痛みを訴える場合、その症状は「オスグッド(オスグッド・シュラッター病)」である可能性があります。当院の専門的なリハビリやケアで症状の緩和が期待できますので、まずは当院へご相談ください。思い切りスポーツを楽しめる日々を取り戻せるよう、温かくサポートいたします。
オスグッドの原因とメカニズム
オスグッド・シュラッター病は、小学校高学年から中学生くらいの成長期によく見られる膝のスポーツ障害です。この時期の膝下の骨はまだ軟骨成分が多く、大人の骨より柔らかい状態にあります。走る、ジャンプする、ボールを蹴るなどの動作を繰り返すと、太もも前側の大きな筋肉(大腿四頭筋)が強く収縮し、筋肉の先にあるスジ(腱)が膝下の骨をギュッと引っ張ります。夏の合宿や大会などで筋肉に疲労が溜まって硬くなると、引っ張る力がさらに強くなり、耐えきれなくなった柔らかい骨の一部が剥がれかけて炎症を起こすのです。練習量が急増する夏場は特に発症しやすくなります。
自分でできる!セルフチェック項目
お子様の症状が当てはまるか、以下の項目を確認してみてください。
- 膝のお皿の少し下がポッコリと腫れてきている
- 膝のお皿の下を押すと強い痛みがある
- 走る、ジャンプする、ボールを蹴るなどの動作で痛みが強くなる
- スポーツ中は痛いが、休んでいると痛みが和らぐ
- 正座をすると膝の下が床に当たって痛い
これらに当てはまる場合、 オスグッドの可能性が高いと言えます。
当院で行う専門的な診断と治療
当院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた丁寧な診断と治療をご提案しております。
- 正確な診断: 丁寧な問診により、痛みの部位や練習の頻度を詳しく伺います。レントゲン検査を行い、成長軟骨や骨の剥がれがないかをしっかりと確認し、痛みの原因を特定します。
- リハビリテーション(物理療法・運動療法): 当院が最も力を入れている部分です。経験豊富な理学療法士が、痛みの根本にアプローチします。オスグッドは骨の成長が止まる15歳頃までは痛みを繰り返しやすい特徴があるため、数週間から数ヶ月かけて痛みを落ち着かせながら、同時に「再発を防ぐセルフケア」を身につけることが重要になります。硬くなった太ももの筋肉をほぐすストレッチはもちろん、「膝に負担をかけにくい身体の使い方」を丁寧に指導し、長期的にスポーツを楽しめるようサポートします。
- 薬物療法: 痛みが強く日常生活に支障が出ている場合は、症状に合わせて湿布などを処方します。あくまで一時的に痛みを和らげる補助として使用し、リハビリと並行して根本的な改善を目指します。
放置するリスクと早期治療のメリット
「成長痛だからそのうち良くなるだろう」と軽く考えて無理に練習を続けてしまうと、骨が剥がれてしまったり、痛みが長引いてスポーツへの復帰が遅れてしまう可能性があります。日数が経過しすぎてしまうと、大人になってからも膝に硬い出っ張りが残り、正座などで痛みを感じやすくなることもあります。早めに整形外科を受診し、適切な治療とリハビリを開始することで、症状の緩和が期待でき、よりスムーズにスポーツへ復帰しやすくなります。
スポーツ中や運動前後に気をつけるべきポイント
以下のポイントを心がけることが非常に重要です。
- こまめなストレッチ:オスグッドは太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなることで、膝下の骨が引っ張られて起こります。太ももの前側を中心に、裏側やふくらはぎなどを柔らかく保つことで膝への負担を和らげます。運動前後や入浴後など、体が温まっている時に痛みのない範囲でゆっくり行うのが効果的です。
- 運動後のアイシング:運動後に膝のお皿の下あたりに熱を持っていたり痛みがあったりする場合は、患部を氷のうや保冷剤で適度に冷やしましょう(10〜15分程度)。炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。冷やしすぎによる凍傷にはご注意ください。
- 休息と練習量の調整:痛みが強い時は無理をせず、運動を休むことが最も大切です。違和感があれば、保護者や指導者に早めに相談しましょう。
また、練習メニューを見直し、膝への負担が少ない上半身のトレーニングなどに切り替えることも早期回復のポイントです。
- 教えて先生!よくあるQ&A
Q1. オスグッドと診断されたら、スポーツは完全にやめなければなりませんか?
A1. 痛みの程度にもよりますが、必ずしも完全に休む必要がない場合もあります。痛みの強い動作を避けたり、練習量や時間を調整したりしながら続けることができるケースも多いです。まずは当院の専門家にご相談いただき、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
Q2. 中高年になってからでもオスグッドになることはありますか?
A2. オスグッドそのものは成長期の病気ですが、子どもの頃にオスグッドを経験し、骨が出っ張ったまま大人になった方が、スポーツや正座などをきっかけに再び痛みを感じる「遺残性オスグッド病」になることはあります。気になる痛みがあれば、年齢に関わらず当院への受診をご検討ください。
Q3. サポーターを着ければ、痛くても運動していいですか?
A3. サポーターは膝への負担を軽減するサポート役として有効な場合がありますが、痛みを完全に防ぐものではありません。痛みを我慢して運動を続けると症状が悪化する可能性がありますので、まずは適切な診断とリハビリを受けることが大切です。
Q4. 治療期間はどのくらいですか?いつからスポーツに復帰できますか?
A4. 強い痛みが落ち着き、スポーツに復帰できるようになるまでは数週間〜数ヶ月が目安です。ただし、オスグッドは成長期の骨の柔らかさが関係しているため、骨の成長が落ち着く中学生後半頃までは痛みを繰り返しやすい状態が続きます。そのため、「痛みが消えたら治療は終わり」ではなく、当院のリハビリを通してご自身でできるストレッチや負担の少ない身体の使い方を身につけ、上手く症状と付き合いながらスポーツを続けていくことが大切です。
- まとめ・受診のすすめ
今回は、成長期のスポーツ障害として多く見られる「オスグッド・シュラッター病」について解説いたしました。お子様の膝の痛みは、ご家族にとっても心配なものですよね。松本市にある当院では、専門的なリハビリを通じて、痛みを和らげ、安全にスポーツを楽しめるようサポートしております。
松本市周辺でお子様のオスグッド(膝の痛み)にお悩みの方は、痛みを我慢して悪化させてしまう前に、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。
WEB予約またはお電話でお待ちしております。
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https://suzukiseikei.reserve.ne.jp/
長野県松本市 鈴木整形外科
4.参考文献
本記事は以下の信頼できる医学的根拠およびガイドラインを参考に作成しています。
1.公益社団法人 日本整形外科学会 「オスグッド病」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osgood_schlatter.html
2.一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会 スポーツ損傷シリーズ「1. オスグッド病」
https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s01.pdf

著者 院長 鈴木成典
【略歴】
東筑摩郡山形村出身
岩手医科大学卒業(昭和61年)
信州大学整形外科教室入局
信州大学病院、厚生連安曇病院、厚生連篠ノ井病院、飯田病院、県立木曽病院、相澤病院に勤務
平成11年 松本市島立に鈴木整形外科を開業
【資格・所属学会】
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
