主な疾患|松本市の整形外科|鈴木整形外科

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院長ノート DOCTOR-NOTE

主な疾患

変形性膝関節症

加齢や筋力低下などにより膝関節の軟骨が変性し、すり減るために起こります。すり減った軟骨の砕片は滑膜に取り込まれて“滑膜炎”を起こし、滑膜から関節液が分泌されることで膝に水がたまることがあります。初期症状としは、膝の裏すじが張った感じや、動作の開始時に痛みがあります。

半月板損傷

半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるクッションの役割をしている線維性軟骨です。膝の屈伸に伴って半月板が微妙に移動し、膝のどの角度でもぴったり適合できるようになっています。この半月板が損傷されるとこの微妙な調整ができなくなります。サッカーやバスケットボールなどコンタクトスポーツに起きやすいケガです。

膝靭帯損傷

膝関節には主に4つの靭帯が存在し、膝のさまざまな動きに対してストッパーの役割をしています。多くはスポーツ中に受傷し、急なブレーキや方向転換、接触などで外力がかかることで損傷します。また、受ける外力が大きくなると、複数の靭帯を損傷してしまう場合もあります。

足関節捻挫

捻挫とは、関節を支持している靭帯がいたむことです。靭帯のいたむ程度によって、捻挫の程度を3つに分けています。1度の捻挫は、靭帯が伸びる。2度の捻挫は靭帯の一部が切れる。3度の捻挫は、靭帯が完全に切れると定義されています。特に3度の捻挫では、2~3週間の固定が必要になる場合があります。

腓腹筋断裂(肉離れ)

筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて部分断裂を生じます。下腿二頭筋(ふくらはぎ)や大腿四頭筋などの太ももの筋肉に多く生じる疾患です。

偏平足

人間の足は、母指の根元、小指の根元と踵の3点で結ぶ「3つのアーチ」で体重を分散しています。しかし加齢により、骨と骨をつなぐ靱帯や筋肉が弱くなると、荷重によるアーチの低下が生じて、前足部が開張します。また、荷重によりアーチが低下すると硬くなった靱帯が伸ばされて痛みを引き起こすと考えられています。