【松本市交通事故・ケガ】「秋の夕暮れ」は事故急増の危険時間帯!目の機能と反射神経から考える交通事故対策

1.院長挨拶
こんにちは!いつも院長ノートをご覧いただき、ありがとうございます。長野県松本市島立にある整形外科・リハビリテーション科「鈴木整形外科」院長(日本整形外科学会専門医)の鈴木成典です。
秋も深まり、松本市周辺でも夕暮れが急に早くなってきましたね。「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、あっという間に周囲が暗くなるこの季節、お車の運転中や外出時に以下のような「ヒヤリハット」や、お身体の不調はありませんか?
・「夕方の運転中、薄暗くて歩行者や前方の車に気づくのが遅れ、ヒヤッとした」
・「車同士の軽い接触や急ブレーキで、首や背中、腰に衝撃を受けた」
・「事故の直後はなんともなかったのに、数日経ってから体がズキズキ痛む」
・「年齢とともに反射神経が落ちた気がして、とっさのブレーキ操作が遅れる」
今回は、秋の夕暮れに急増する「交通事故によるケガ」が起こる原因や、放置するリスク、当院での検査やリハビリを中心とした対応について詳しく解説いたします。
①秋の夕暮れに交通事故が増える原因
なぜこの季節、夕暮れ時に交通事故が増加するのでしょうか。それには人間の「目の機能」と「反射神経」が深く関係しています。
夕暮れ時は、明るい状態から暗い状態へと目が慣れる(暗順応:あんじゅんのう)までに時間がかかり、一時的に視力が低下して周囲の確認が遅れやすくなります。そこに加齢や疲労による「反射神経の低下」が重なると、危険を察知してからブレーキを踏むまでにコンマ数秒の遅れが生じ、交通事故に繋がってしまうのです。
このような「発見の遅れ」による事故は、十分な減速ができないまま衝突してしまうケースが少なくありません。不意打ちで強い衝撃を受けるため、身体の防御反応が間に合わず、首や背中、腰などの関節や筋肉、神経、骨に大きな負担がかかり、多彩な不調を引き起こす原因となります。
②交通事故によるケガを放置すると…
交通事故の直後は、事故のショックやアドレナリンの影響で痛みが麻痺し、直後は「痛くないから大丈夫」と思い込んでしまいがちです。しかし、自己判断で放置するのは大変危険です。
- 初期症状:首・肩・腰のズキズキとした痛みや重だるさ、手足のピリピリ感、打撲による腫れ、動かしたときの違和感など。(※事故当日よりも、翌日〜数日後に炎症が強まり発症することが多いです)
- 進行すると:内部の強い炎症や肉離れ、微小な骨折などを放置すると、痛みが慢性化したり、関節の動く範囲が狭くなったり(可動域制限)するリスクがあります。また、痛みをかばった姿勢を続けることで、他の部位まで痛めてしまう二次的なトラブルにも繋がります。
③考えられる他の原因・似ている病気
交通事故の衝撃によって生じた痛みは、もともとあった持病や骨の状態が関係しているケースもあります。
- 慢性疾患の急激な悪化:元々あった首の病気(頸椎症やヘルニア)や腰の病気(腰部脊柱管狭窄症など)が、交通事故の強い衝撃をきっかけに悪化し、手足の激しい痺れや痛みとして現れることがあります。
- 骨折:打撲(打ち身)だと思っていた部位に、実は小さなひび(骨折)が入っていたり、骨粗しょう症によって骨が脆くなっていたりすることもあります。
これらを見分けるためには、自己判断せず、整形外科での画像診断や医師による診察をお勧めいたします。
④鈴木整形外科での診断とアプローチ
当院では、交通事故に遭われた患者様に対し、早期回復と後遺症予防を目指した丁寧な診断と治療をご提案しております。
- 丁寧な診断と評価:診察・問診に加え、レントゲン検査や超音波(エコー)検査で、骨折の有無や筋肉・靭帯の損傷具合を細かく確認します。
- 地域連携による安心のサポート:当院の院内にMRIおよび手術設備はありません。精密なMRI検査が必要な場合や、骨折等で手術適応と判断された場合は、地域の連携病院である「信州大学病院」「相澤病院」「丸の内病院」へ速やかに紹介・撮影依頼を行います。検査後や術後のリハビリは、再び当院で一貫してサポートする体制ですのでご安心ください。
- 理学療法士によるリハビリテーション:医師の診断に基づき、国家資格を持つ理学療法士(PT)がマンツーマンで個別運動器リハビリを行います。痛みの元となっている筋肉や関節の動きを整え、スムーズに体を動かせるようサポートいたします。
- お薬や注射による治療:痛みが強い急性期は無理に動かさず、内服薬や湿布、必要に応じて注射などで辛い炎症を抑え、無理なく動かせる環境を整えます。
2.教えて先生!よくあるQ&A
Q.交通事故の当日ではなく、数日経ってから痛みが出てきたのですが受診できますか?
A.はい、もちろんです。交通事故のケガは、当日は興奮状態から痛みを感じにくく、翌日〜数日後に炎症がピークを迎えて痛みや痺れが現れることが非常に一般的です。「数日経ってしまったから」と遠慮せず、異変を感じたらすぐにご相談ください。
Q.整骨院・接骨院に通っていますが、整形外科にも行ったほうがいいですか?
A.はい、まずは整形外科への受診を強くおすすめします。整骨院・接骨院(柔道整復師)ではレントゲン検査やMRIの指示、お薬の処方といった「医療行為」を行うことができません。骨や神経の損傷を見落とさないためにも、まずは整形外科で医師による正確な診断を受け、理学療法士による専門的なリハビリを受けることが根本改善への近道です。
3.まとめ・受診のすすめ
秋の夕暮れは、視覚の変化や反射神経の遅れによって交通事故のリスクが高まる時期です。ドライバーも歩行者も、早めのライト点灯や反射材の活用など、事故を防ぐ対策を意識してみてください。
そして、もし交通事故に遭われてしまった場合は、「これくらい大したことない」「そのうち治るだろう」と我慢せず、早めに「鈴木整形外科」にご相談ください。
松本市の皆様が痛みのない健やかな毎日を過ごせるよう、私とスタッフ一同、優しく寄り添い全力でサポートさせていただきます。
詳しくはこちらから↓↓
https://suzukiseikei.reserve.ne.jp/
長野県松本市鈴木整形外科
4.参考文献
本記事は以下の信頼できる医学的根拠およびガイドラインを参考に作成しています。
- JAF(日本自動車連盟)「夕暮れ時・夜間の交通事故防止」
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/safety-light/twilight-time
- 警察庁「薄暮時間帯における交通事故防止」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/hakubo.html
著者 院長 鈴木成典
【略歴】
東筑摩郡山形村出身
岩手医科大学卒業(昭和61年)
信州大学整形外科教室入局
信州大学病院、厚生連安曇病院、厚生連篠ノ井病院、飯田病院、県立木曽病院、相澤病院に勤務
平成11年松本市島立に鈴木整形外科を開業
【資格・所属学会】
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
