
- 院長挨拶
こんにちは!いつも院長ノートをご覧いただき、ありがとうございます。長野県松本市島立にある整形外科・リハビリテーション科「鈴木整形外科」院長(日本整形外科学会専門医)の鈴木成典です。
最近、朝起きると手が動かしにくかったり、家事やお仕事の最中に指先や手首に痛みを感じたりすることはありませんか?
更年期や使いすぎによるものかと様子を見ていると「実はリウマチだった」といったケースは少なくありません。
・「朝起きると手がこわばっていて、しばらく指が曲げにくい」
・「包丁を握る、ペットボトルのフタを開けるといった日常の動作で関節が痛む」
・「手首や指の関節が腫れていて、熱を持っているような気がする」
その気になる症状、実は「リウマチ」が原因かもしれません。リウマチは中高年の女性に発症することが非常に多く、適切な対応が大切です。当院のリハビリやケアでリウマチに合わせた適切なアプローチをいたしますので、まずは当院へご相談ください。関節の痛みやこわばりを軽減し、自分らしい穏やかな生活を取り戻せるようしっかりとサポートいたします。改善に向けて一緒に取り組んでいきましょう。
①リウマチの原因とメカニズム
リウマチは、本来ならば外敵から身体を守るはずの免疫機能が、誤って自分自身の関節の組織を攻撃してしまうことで起こる自己免疫性疾患の一つです。この異常な免疫反応によって関節に炎症が生じ、痛みや腫れ、こわばりといった症状が現れます。発症の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な要因に加えて、喫煙やストレスなどの環境要因が関連していると考えられています。30代から50代の女性に多く見られるのが特徴です。
②リウマチのセルフチェック項目
ご自身やご家族の状態が当てはまるか、以下の項目を確認してみてください。
- 朝起きた時、手の指や関節のこわばりが30分以上続く
- 複数の関節(特に手首や指の付け根)が同時に腫れて痛む
- 左右対称の関節に痛みや腫れが出ている
- 微熱や全身の倦怠感、食欲不振が続いている
- 以前は簡単にできていた家事や着替えなどの細かい動作がしづらい
これらに当てはまる場合、リウマチを起こしている疑いがあります。
③当院での取り組み
当院では、患者様一人ひとりのリウマチの状態に合わせた保存療法をご提案しております。
- 薬物療法: 症状や進行度に合わせて、関節の炎症や痛みを抑える内服薬や、免疫の働きを調整するお薬などを処方し、適切な痛みのコントロールを図ります。
- リハビリテーション・理学療法: 当院が特に力を入れているのが、「運動器リハビリテーション」です。経験豊富な理学療法士が複数名在籍しており、単なるマッサージではなく、痛みの原因や動作のクセ、筋力低下にアプローチする個別プランを作成いたします。温熱療法などの物理療法で痛みを和らげるとともに、関節が固まるのを防ぐ運動療法を行い、運動機能の維持・向上を目指します。
④放置するリスクと早期治療(対策)のメリット
リウマチによる関節の炎症を放置すると、軟骨や骨の破壊が進行し、関節が変形して元に戻らなくなる恐れがあります。その結果、ご自身で歩くことや手を使うことが困難になるなど、日常生活に大きな影響を及ぼすことにつながります。しかし、早期に診断を受けて適切な薬物療法やリハビリを開始することで、関節の破壊の進行を遅らせ、生活水準を保つことができる可能性があります。
⑤日常生活や運動時に気をつけるべきポイント
リウマチの進行を遅らせ、日々の負担を減らすためのポイントをご紹介します。
- 関節への負担を減らす工夫: 重いものを持つときは片手ではなく両手や腕全体を使う、関節を保護するサポーターを活用するなど、日々の動作で関節にかかる負荷を分散させましょう。
- 身体を冷やさない: 身体の冷えは血流を悪くし、関節の痛みやこわばりを強くすることがあります。入浴でしっかりと温まったり、寒い季節は防寒具を活用したりして、身体を保温することが大切です。
- 無理のない範囲での運動: 関節の腫れや痛みが強い時は安静が基本ですが、症状が落ち着いている時は、関節が固まるのを防ぐためにストレッチなどを取り入れ、適度に動かして筋力を保ちましょう。
- 教えて先生!よくあるQ&A
Q1. リウマチは遺伝しますか?
A1. リウマチのなりやすさには遺伝的な要因も関係すると言われていますが、それだけで必ず発症するわけではありません。ストレスや喫煙などの環境要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。ご家族にリウマチの方がいてご不安な場合は、一度ご相談ください。
Q2. 痛みが強い時は、関節を動かさないほうが良いのでしょうか?
A2. 関節の腫れや熱感、痛みが強い「活動期」は、無理をせずに安静を保つことが大切です。一方で、お薬などで症状が落ち着いている時は、関節が固まるのを防ぐために適切な範囲で動かすことが推奨されます。自己判断せず、医師や理学療法士と相談しながら動かす範囲を決めていきましょう。
Q3. 治療を始めれば、すぐに痛みはなくなりますか?
A3. お薬の効果が現れるまでには、数週間から数ヶ月かかることがあります。また、症状の経過には波があるため、焦らずに治療を継続することが重要です。患者様の状態を確認しながら、リハビリとお薬で症状の緩和を長期的にサポートいたします。
- まとめ・受診のすすめ
リウマチは、早期に発見し適切な治療とリハビリを継続することで、関節の機能を保ちながら今まで通りの生活を送ることができる可能性がある疾患です。 松本市周辺でリウマチにお悩みの方や、身体の変化が気になり始めた方は、一人で悩まずに当院へお気軽にご相談ください。WEB予約またはお電話でお待ちしております。
詳しくはこちらから↓↓
https://suzukiseikei.reserve.ne.jp/
長野県松本市 鈴木整形外科
- 参考文献 本記事は以下の信頼できる医学的根拠およびガイドラインを参考に作成しています。
著者 院長 鈴木成典
【略歴】
東筑摩郡山形村出身
岩手医科大学卒業(昭和61年)
信州大学整形外科教室入局
信州大学病院、厚生連安曇病院、厚生連篠ノ井病院、飯田病院、県立木曽病院、相澤病院に勤務
平成11年 松本市島立に鈴木整形外科を開業
【資格・所属学会】
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
